先日、大学でお世話になった先生のお母様が亡くなられたという一報をもらった。

遠方ということもあり、弔問は失礼させてもらうとして、お悔やみをどうお伝えするかを悩んだ。その先生は、私にインターネット(当時は別の呼び名だったが)を学ぶ機会をつくってくれた人で、電子メールで済まそうか、とも思ったが、さすがにそれは軽すぎるかと思って、電報を送ることにした。

自分の仕事とかなり密接に関連しながらも、弔電はもとより、電報そのものを打つのが初めてだったが、さすがネット時代、電報も進化していて、全てネットで済ませることが出来る。

まずは、電報のサイトの申し込みページへ行き、支払い方法を選択した後、送り先を選ぶ。文面はいくつか用意されているものの中から選ぶか自分で全て打ち込むことも出来る。弔電は、正直、礼儀なども考えると何を書いたらいいかわからないが、差し障りの無い文面が用意されているので安心。あとは台紙をえらぶ(弔電の場合、いくつかのグレードがある)。また、連絡用のメールアドレスなどを入れると受付確認などをメール受けとれるので、ちゃんと送信できたかも確認できて気が利いている。

最後に、内容を実際のフォーマットで確認できる。ブログのような感じで編集<->確認を繰り返して、カード番号を入力して送信。何か、やっていることだけ見ると電子メールみたい、いや、メッセージは選んでいてオリジナリティ無しなので、それ以下のような気もするが。

しかし、少しでも字数が多い(=料金が高い)方がよかったりするのかとか、台紙はこれぐらいの値段のでも良いかとか、(それなりに大企業な)自分の所属社名も差出人として入れておいたりしたほうが教え子としては良いのかとか、さまざまな「気持ちの問題」に悩んでいる、何かレトロな自分におかしさを感じつつ、変な大人な満足感を感じたりもしていた(自己満足だが)。