いくつか病院にかかったネタを書いてきたけど、今回は少し重い話。
(続き:CPAP法(持続陽圧呼吸療法)でのSASの治療

なんと、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されてしまった。バスやトラックが居眠り運転事故を起こしたりした時によく話題になる睡眠障害の病気です。しかも結構、重度の症状とのこと。

事の始まりは宿泊人間ドックのオプションで簡易版の睡眠時無呼吸症の検査を受けたこと。数年前から「いびき」がひどいと家族に指摘されていて少し気になっていた。あと、寝ている最中に呼吸が止っている時があるという話を家族から聞いていたからだ。

この簡易検査の結果は、一時間あたり22回も無呼吸だったり低呼吸の状態という結果だった。つまり寝ている間、3分に1度は息が止まっているということ。もっと衝撃だったのは、最大で85秒も呼吸が止まっていたということ。プールで潜水したりして息止めたりすると40秒を超えた辺りからつらくなってくるけど、まさかの一分越えとか。というか、3分に一回、1分以上息止まってるってことは、寝ているとき半分くらい息してないって事?ということで、これは確かにやばいなと考えて病院に行くことにした。

SAS簡易検査
この検査結果ついて、紹介状と一緒に送られてきた説明書では数字としては中程度の無呼吸症ということなのだが、この後もっとひどいということが判ることに。

ネットで検索したら幸いにも割と近所に睡眠時無呼吸症にも詳しい呼吸器科のクリニックを見つけたので行ってみることにした。

無呼吸症について、病院の先生からは心臓発作や脳梗塞になるリスクがあるといわれつつ、精密検査をしましょうということですぐ一泊入院検査を申し込まされる。ちなみに検査は混んでいて、予約は一ヶ月以上先になった。無呼吸症の専門クリニックでも入院検査設備が無いケースも有るようですが、このクリニックの場合は設備を備えててすぐ予約までとれたのはラッキーだった。

さて、入院当日。検査は一晩寝て、睡眠時の呼気、脳波、手足の筋電、胸とお腹の動きを調べる。胸とお腹の動きを見るのは、動きで呼吸が出来てるかを調べるため。頭に電極を付けた上で、寝返りをうっても外れないようにするためにネットをかぶるので、すこぶる格好悪い。

寝心地が悪いのは我慢してとにかく寝てしまう。

検査結果を聞きに再度病院に行く。結果は、簡易検査の時よりももっと悪く、一時間あたり無呼吸低呼吸回数が52回、約6時間の中で300回も無呼吸だったり低呼吸な状態だった。

SAShonkensa


あと、脳波の状況から、深い眠りの状態である、stage3,stage4と呼ばれる段階に至る時間が全く無いことが分かった。つまり無呼吸による低酸素状況に対応して体を動かそうと指令を出すために、ほとんど脳が休めて居ないという状況。動脈血圧酸素飽和度も最低で74パーセントという数値で、これはどれくらい低いかというと、普通の病気で85パーセントを下回ると酸素ボンベによる酸素吸入をする値で、体にも相当負荷がかかっている状況だという。

診断としては重症(一時間あたり30回以上の無呼吸低呼吸回数)の睡眠時無呼吸症ということだった。簡易検査はやっぱり簡易だったのだ。

睡眠時無呼吸症候群というと高速バスやトラックの運転手が話題になりはしたが、まさか自分がという気持ちになる。

実は自覚症状はほとんど無かった。もともと子供のころから寝付きがよくない事もあり、多少睡眠時間が短くても、昼間に居眠りすることはまれだった。退屈な会議でも平気で起き続けられる体質です。無呼吸症の症状で、よくあるじっとしているとすぐ寝てしまうという事は有りませんでした。

なので、重症といわれてもちょっとピンと来ません。でも、最近寝ても疲れがとれてないというか、起きたときむしろフラフラという状況があり、年齢や日頃の疲れのせいかと思っていたのですが、無呼吸で体に負担がかかっていたせいだったのでしょう。寝ると疲れてしまうとはあべこべです。

でもここで分かって良かったと思っている。睡眠時無呼吸症の問題は、疲れや眠気が残って昼突然眠りに落ちるということだけでは無いのだ。実は怖いのは、高血圧や心疾患、糖尿病など生活習慣病との合併症リスクが高いと言われている。(こちらに、睡眠時無呼吸症候群の症状をまとめた)

実は自分はここ数年、健康診断等で血圧が高くなっていると言われ続けていて、できるだけ塩分を控えたりするようにしていたのだ。でも、どんどん上がる一方でそろそろ薬かなと思っていたので、この睡眠時無呼吸症候群の診断で、これが原因だったのかと思った。人間ドックでは糖代謝にも陰りが出ていたので、これもSASのせいかもしれない。

さて、治療法はというと、私の場合は閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)で重症の場合CPAP法(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)となります。これは、寝ている最中呼吸器のようなものを装着し、鼻に空気圧をかけて気道を強制的に広げる方法。

これつについては次回

リンク:睡眠時無呼吸症候群の症状