前の話:睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査とCPAP法の治療を受ける
参考:Sleepy HeadでSASのCPAP治療を自己分析
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の代表的治療法には、マウスピース法と、外科的治療、そしてCPAP法がある。マウスピース法は軽症の場合に適していて、入れ歯のようなマウスピースを寝るときに装着して気道を確保する方法。外科的治療には、気道を広げるために上顎と下顎を広げる手術や、いわゆる「のどちんこ」を切除する方法などがあるのだけど、日本ではあまり行われていないそうだ。
参考:Sleepy HeadでSASのCPAP治療を自己分析
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の代表的治療法には、マウスピース法と、外科的治療、そしてCPAP法がある。マウスピース法は軽症の場合に適していて、入れ歯のようなマウスピースを寝るときに装着して気道を確保する方法。外科的治療には、気道を広げるために上顎と下顎を広げる手術や、いわゆる「のどちんこ」を切除する方法などがあるのだけど、日本ではあまり行われていないそうだ。
CPAP法は重症の場合の対症療法の立ち位置。私もこれになりました。簡単にいうと、寝るときには呼吸器のようなものを装着し、鼻から圧力をかけて空気を送り込み気道をひろげる。結構大がかりに聞こえるのと、対症療法なので、これでSASが治るわけではなく、機械を外して寝れば症状がでてしまう。先生には一生物だと言われたのですこしがっかり。実は友人が以前、無呼吸症の検査受診と治療としてマウスピースを作っていた事をFacebookで書いていて、自分もその程度ですむかなと思っていたので少しショックが大きい。
外科的治療法以外には抜本的な方法は少ないようだけど、肥満の状況にある人は痩せると良いそう。私も中年太り取り気味ではあるけれど…。
付け心地なのですが、鼻から強制的に空気を送られるので少し慣れが必要。機械はなかなか賢くて息を吸うタイミングを感知し、それに合わせて圧を高めようとする。でも、口を開けると鼻の裏側から口に空気が抜けてしまい肺に空気が回らない。
なので、少し鼻が詰まっていたりして息が苦しい感じがしても、口を閉じて寝る必要がある。寝ている最中に口をあけると、口から空気が抜けてゴワーッって空気が吹き出てくる。結構な勢い。
でも、うまく付けられているときは呼吸をサポートしてくれるので息をするのが楽な感じがする。電動アシスト付自転車の様な感じ。息を少し吸うと勝手に息が送られてくるというか。いままで苦しくて何気に横向きに寝ていたけど、CPAPの機械を付けるときは仰向けに寝た方がより楽に呼吸できる気がします。
ただ、寝ている最中に無意識にマスクを外してしまうことがある。鼻づまりなどで息苦しくなったり、寝汗やかゆみで無意識に外してしまうんですね。
このあたり、使用状況を機械は記録できるようになっていまして、SDカードに記録されていきます。この機械はレンタルでして使用料を払う意味でも毎月診察を受けに行く必要があるのですがその際にSDカードからデータを読み出してグラフを見たりすることで治療がうまく言っているか確認出来ます。(このSDカードに記録された情報を自分で見る方法はこちら)
なお、この機械を受け取るときに、再度入院検査を実施しました。これは、実際にCPAP法が効果があるかを確認するのと最適な空気圧を範囲を調べるため。またしても体中に電極を付けて、頭からネットをかぶって就寝。その後設定を調整された機械を持って帰宅。
この再入院検査時のCPAPの結果ですが、酸素マスク物だと言われた血中酸素飽和度はほぼ平常値になり、一時間あたりの無呼吸低呼吸の回数は3.5回(当初50回/時以上)に減りました。眠りの深さについてもノンレム睡眠のstageのうち、極浅い眠りのstage1の時間は減り、減った分、より深いstage2の時間や、さらに深いstage3の時間が0だった物が10分ほど観測されるようになり睡眠の改善が確認された。
しかしこれまでほんとに浅い眠りしかしていないことが思い知らされたりした。
しかしこれまでほんとに浅い眠りしかしていないことが思い知らされたりした。
CPAPを始めてから一ヶ月ほど経っています。朝起きたとき劇的に疲れがとれているという体感は思ったほどないのですが、日中帯にぼんやりしたり、なんとなく眠くなったりということが無くなった気がします。
家族によると、ひたすらうるさかった「いびき」は、全くかいていないとのこと。上のマスクのパッケージの写真のように、SASの治療は一緒にすごす家族にも幸せということかもしれない。
あと、一晩に一度はトイレにいっていたのですが、CPAPを始めてからは行かなくなりました。先生によるとこれもCPAP法により睡眠が深くなっていることによる効果なのだそうです。
ちなみに私のCPAPマシンはフィリップス社製DreamStationという名前なのですが、スマホのアプリがあり、簡易的に記録を参照することが出来る。下記の様に、毎晩のAHI(無呼吸・低呼吸の一時間当たりの頻度)が分かるのでこれを参考に本体をより使いこなしていくことになる。
また、いろいろわかった事があったりしたら投稿します。
前の話:睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査とCPAP法の治療を受けるまた、いろいろわかった事があったりしたら投稿します。