以前紹介した現在使用しているノートPC HP x360 ENVY Convertible(型番:15-cn0001TU)なのですが、ある日使おうとしたら。ん、なんかキーボードのあたりが膨らんでる!ってなってて、キーやスライドパッドが使えないぐらいにボディが膨らんでいたのです。
これは内蔵バッテリーが膨張したやつだなーと思って、よくあるリチウムイオン電池の破裂火災事故を想像して焦ったのですが、HPサポートページを見ると安全性には問題ないと。本当か?と思いつつも、スライドパッドが完全に使えなくなっているのとボディにダメージが入りそうなぐらいまずい感じだったので修理依頼をしようと思いました。
ただ、通常保証期間が終了してると軽く3万円ぐらい飛びそうだったのと、修理にすごい長い時間がかかるらしい(うっかりすると一ヶ月ぐらい)という情報もありまして悩みました。で、調べてみると、こういった薄型PCの内蔵バッテリー単体をパーツとして売っているところがあり、頑張って自力で交換してみることにしました。やってみると案外簡単にできました。
今回、交換バッテリーのほか、今まで持っていたプラスの精密ドライバーの他に、特殊な形状のネジ用にトルクスネジ用ドライバーとボディを開ける際に隙間に挿して開けやすくするプラスチック製のケースオープナを準備した。バッテリーは互換パーツでして、6980円でした。
このトルクスネジは、T4のトルクス用ドライバーで開けます。間違えるとネジ山が潰れるので気をつけてください。(というか私は最初T3で回して潰しかけました。焦った…)
今度は、底面の滑り止めゴムを剥がして、その裏にあるネジをM2.5の精密ドライバーで外します。4隅と蝶番の方の真ん中に2本あります。
膨張したバッテリーのせいで、バッテリーそばのボディのフタは勝手に外れますが、その他の部分は自然には外れてこないと思います。ケースオープナを入れて少しずつつなぎ目を剥がしていきます。それほど力はいりません。
ケースが外せたらパーツがすぐ見えます。一番広い銀色の放熱用シートと思われるものに覆われているところがバッテリーです。
バッテリーパーツの四隅と基盤中央部のコネクタのネジをフタ四隅と同じくプラスの精密ドライバで外します。ネジを外せば、コネクタから水平に引くと簡単に外れます。
ケースオープナー(amazon)
これは内蔵バッテリーが膨張したやつだなーと思って、よくあるリチウムイオン電池の破裂火災事故を想像して焦ったのですが、HPサポートページを見ると安全性には問題ないと。本当か?と思いつつも、スライドパッドが完全に使えなくなっているのとボディにダメージが入りそうなぐらいまずい感じだったので修理依頼をしようと思いました。
ただ、通常保証期間が終了してると軽く3万円ぐらい飛びそうだったのと、修理にすごい長い時間がかかるらしい(うっかりすると一ヶ月ぐらい)という情報もありまして悩みました。で、調べてみると、こういった薄型PCの内蔵バッテリー単体をパーツとして売っているところがあり、頑張って自力で交換してみることにしました。やってみると案外簡単にできました。
今回、交換バッテリーのほか、今まで持っていたプラスの精密ドライバーの他に、特殊な形状のネジ用にトルクスネジ用ドライバーとボディを開ける際に隙間に挿して開けやすくするプラスチック製のケースオープナを準備した。バッテリーは互換パーツでして、6980円でした。
本体底面:画像上部に上の方にトルクスネジが有ります。
このトルクスネジは、T4のトルクス用ドライバーで開けます。間違えるとネジ山が潰れるので気をつけてください。(というか私は最初T3で回して潰しかけました。焦った…)
今度は、底面の滑り止めゴムを剥がして、その裏にあるネジをM2.5の精密ドライバーで外します。4隅と蝶番の方の真ん中に2本あります。
滑り止めゴムを外して、ネジを外す
膨張したバッテリーのせいで、バッテリーそばのボディのフタは勝手に外れますが、その他の部分は自然には外れてこないと思います。ケースオープナを入れて少しずつつなぎ目を剥がしていきます。それほど力はいりません。
ケースが外せたらパーツがすぐ見えます。一番広い銀色の放熱用シートと思われるものに覆われているところがバッテリーです。
下、右半分部分がバッテリー。
バッテリーパーツの四隅と基盤中央部のコネクタのネジをフタ四隅と同じくプラスの精密ドライバで外します。ネジを外せば、コネクタから水平に引くと簡単に外れます。
バッテリーコネクタ部。両端にもネジがあります。
トルクスねじ用ドライバー(amazon)ここで、大事なのですが、バッテリーを外したら一度蓋を閉じ(ねじは要らないです)ACアダプターを付けたうえで電源を入れます。PCに、外したバッテリーを忘れてもらう作業になります。
おそらく、BIOSをリセットした的な画面が一度表れ、一度電源切れますがもう一度電源を入れるとWindowsが立ち上がるはずです。ACアダプタがつながっている状態であればバッテリーはなくてもPCは使えます。
数分電源を入れてPCをシャットダウンし、また、底蓋を開けます。今度は新しいバッテリを取り付けます。
まず、古いバッテリについていた放熱板をはがします。写真ではオープナ使っていますが、軽く剥がしたら、バッテリー面に水平に引っ張るとぺりっとはがれました。
で、今度は剥がした放熱板を新しいバッテリに貼ります。古いバッテリからはがしても、シールの接着力は残っていたのでそのまま貼れました。バッテリの裏表に注意ください。写真の交換用バッテリ―はラベルがある方に貼りましたが、元の古いバッテリはラベルが無い方に放熱板がはってありました。
放熱板を貼った新バッテリをコネクタに装着し、元のようにネジを取り付け、カバーを戻してねじ止め。滑り止めラバーを張り付ける前に、再起動のテストをするため電源を入れます。
先程同じようにBIOSがリセットされた旨のメッセージが現れ、一度電源切れますがもう一度電源をいれます。
おそらく、BIOSをリセットした的な画面が一度表れ、一度電源切れますがもう一度電源を入れるとWindowsが立ち上がるはずです。ACアダプタがつながっている状態であればバッテリーはなくてもPCは使えます。
数分電源を入れてPCをシャットダウンし、また、底蓋を開けます。今度は新しいバッテリを取り付けます。
まず、古いバッテリについていた放熱板をはがします。写真ではオープナ使っていますが、軽く剥がしたら、バッテリー面に水平に引っ張るとぺりっとはがれました。
放熱板はがし。実際にはオープナーはあまり要りません。
で、今度は剥がした放熱板を新しいバッテリに貼ります。古いバッテリからはがしても、シールの接着力は残っていたのでそのまま貼れました。バッテリの裏表に注意ください。写真の交換用バッテリ―はラベルがある方に貼りましたが、元の古いバッテリはラベルが無い方に放熱板がはってありました。
放熱板を張り付ける面に注意ください。
放熱板を貼った新バッテリをコネクタに装着し、元のようにネジを取り付け、カバーを戻してねじ止め。滑り止めラバーを張り付ける前に、再起動のテストをするため電源を入れます。
先程同じようにBIOSがリセットされた旨のメッセージが現れ、一度電源切れますがもう一度電源をいれます。
取り付け後最初の起動時のBIOSメッセージ
Windowsも無事立ち上がりまして、電源のところにバッテリーマークが表示され充電中となれば成功です。一度電源を落として、ネジをすべて取り付け、滑り止めゴムも付けたら、ACアダプタをつなげて放置。フル充電しましょう。
とりつけ後初回起動の様子:充電されていますね
作業は以上で完了です。底蓋をあけられてさえしまえば、あとは思っていたよりは簡単でした。一時間はかからないと思います。工具も入れて8千円程度なので、費用も最小限です。
さて、このバッテリの膨張ですが結構、下の写真を見るとわかりますがかなり膨らんでいます。ちなみにこの膨張、私のPCでは数時間で急激に膨張したと思います。昼使った後、夜ご飯食べて寝る前にふたを閉めようとしたら閉まらなくてあれって思って気が付きました。
さて、このバッテリの膨張ですが結構、下の写真を見るとわかりますがかなり膨らんでいます。ちなみにこの膨張、私のPCでは数時間で急激に膨張したと思います。昼使った後、夜ご飯食べて寝る前にふたを閉めようとしたら閉まらなくてあれって思って気が付きました。
左:新バッテリ 右:膨張したバッテリ
なお、取り外したバッテリはリチウムが希少資源なので、大型量販店などの協力店で回収してくれます。まだ行ってないけど、膨らんだバッテリでも大丈夫だと思う…
なお、バッテリを購入する際はPC本体の型番をよく調べてください。この記事ではENVY x360 15-cn0001TUの例です。保証書に記載の型番は"4ja21pa"でしたが、バッテリ買う際は15-cnxxxとかの表記記載のものを確認する必要が有ります。底面フタに小さく、"Model"という表示と合わせて書いてあります。
あと、万一の補償などのことを考えると日本語がしっかりしているところから買うのが安心かと。下記リンクご利用下さい。
交換用バッテリー(amazon)
どうしようか悩んでいるときに色々調べるとHPのノートPCで結構バッテリの膨張発生しているようですね。バッテリを対象としたリコールも出ているようでしたが私の機種は対象外のようでした。しかし、使用してからわずか2年でこのようになり、しかも結構ネットで話が出ているというのはおかしい気がします。
最近のノートPCにあるバッテリ長寿命化のための機能がなかったりして少し気になってはいたんですが、こんな目に合うとは思いませんでした。PC自体はまだまだ持ちそうなので次回こうなったらバッテリを外してACだけで運用することを考えるかもしれません。
最近のノートPCにあるバッテリ長寿命化のための機能がなかったりして少し気になってはいたんですが、こんな目に合うとは思いませんでした。PC自体はまだまだ持ちそうなので次回こうなったらバッテリを外してACだけで運用することを考えるかもしれません。
なお、取り外したバッテリはリチウムが希少資源なので、大型量販店などの協力店で回収してくれます。まだ行ってないけど、膨らんだバッテリでも大丈夫だと思う…
なお、バッテリを購入する際はPC本体の型番をよく調べてください。この記事ではENVY x360 15-cn0001TUの例です。保証書に記載の型番は"4ja21pa"でしたが、バッテリ買う際は15-cnxxxとかの表記記載のものを確認する必要が有ります。底面フタに小さく、"Model"という表示と合わせて書いてあります。
あと、万一の補償などのことを考えると日本語がしっかりしているところから買うのが安心かと。下記リンクご利用下さい。
交換用バッテリー(amazon)
ケースオープナー(amazon)
こちらの記事の情報を参考に、利用中のノートPC(HP ENVY x360 13-ag0000 シリーズ:型番13-ag0042AU)のバッテリー交換を無事に行うことができました。
準備する工具から作業時の注意点まで丁寧に記載されており、大変参考になりました。ありがとうございました。