しろしろ

素人のように考え、素人として実行する(ってダメじゃん!!)

日記・エッセイ・コラム

部屋に入った花粉を超簡単に撃退する〇〇って知ってる?

例年、この時期に花粉症に関する記事を書いています。今回は、ものすごくお手軽で、激安な花粉を撃退する方法をご紹介します。

私は結構重度な花粉症で、飲み薬でも抑え込めないこともあります。

特に悩ましいのは、夜寝ているとき。
私は睡眠時無呼吸症(SAS)なので、夜寝るときはCPAPという呼吸を支援する装置を使っているのですが、花粉症の時期は鼻が詰まってしまい、夜中に起きたりしてしまいます。

そんなときは軽くうがいをしたりするのですが、もう一つ、部屋にあることをします。それは、空気清浄機を動かすことでも、掃除機をかけるでもなく、
軽く「部屋にかるーく霧吹きをすること」。

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プシュプシュプシュ、とベッドの周りを数回かけるだけでスッと楽になります。

実は、花粉は、水気に触れると花粉自体が破裂します。破裂して中身が出てしまえば、もうアレルギーが起きません。

びしょびしょになるほど掛ける必要はありません。うっすらと床や布などに、水の粒子がかかればそれでOK。30秒もかからずに乾いてしまう程の水を撒くだけで十分です。寝る前や、鼻がムズムズするなと思ったときにササッと霧吹きしましょう!

乾きやすいように、水が超微粒子になる霧吹きでもいいですが、100円ショップで購入できるような簡単なものでも良いですよ!

部屋の中に入った花粉を退治するために、うるさいほど空気清浄機を回したり(あまり役に立たないですよね)。しつこく掃除機をガーガー掛ける必要もありませんよ!。

ちなみに加湿器ではだめなですよね。完全に期待になった水蒸気では花粉は破裂しないみたいです。
この方法にしてから、家族に夜うるさいといわれていた空気清浄機を使うのをやめました。
71VsJ+1Zh8L._AC_SX679_ Yeeco 霧吹き スプレーボトル 極細のミストを噴霧する
41guDPLcLKL._AC_SX679_Uervoton スプレーボトル アルコール対応 霧吹き 細かい霧を噴霧する





大学の講義ノートの話

実家に顔を出したら、家の中の不要なものを処分しているから、家においてあるもので捨てて良いものを分けておけ、といわれた。

大体が受験生時代や学生時代の本やら講義ノートやらだった。家に残してあるものは、もう要らないだろうなということでそうしたので、本は売れそうなものを除いて捨てることにした。

一方、大学の講義ノートをぱらぱらと見ていてふと気がつくことがあった。

それは、今読んでみて、この講義をとって良かった・ノートを残しておいて良かったと思うものが、いくつかあったことだ。そのノートの特徴を挙げる。

1.こんな自分が書いたものでも、参考テキストのように読みやすい。読む気になる。
2.単なる数式や理屈の羅列ではなく、大事な事、要点が示されている
3.最初の講義のノートにて
  ・その分野の位置づけや目的
  ・その分野の研究の基本的な方法論
  ・講義で身につけて欲しい事
  のいずれか、または全部が書かれている

1と2は、講師の教授なりが、授業に当たって丹念に準備をしてくれた証だろう。今は学生に講義の内容へのアンケートをとったりするらしいから、いまはどの講義でもあるレベルに達しているのかもしれない。

重要だったのは3だ。社会に出て10年経って思うことなのだが、様々な問題解決に当たるとき、大事な事はその解き方や解くことの意味をきちんととらえられているかなのだ。前者はフレームワーク、後者はイシューの把握、と言うのだろうか。

最近は指向が変わりつつあって違うかもしれないが、僕の頃の大学の講義なんて、果たしてその後役に立つことがあるかどうか。実際、勉強した直接の内容の99%は使っていないかもしれない。あ、一応専門分野にいるので10%ぐらいは使っているかな。でも、多くは無駄金になっているような気がしていた。

でもこうして10数年経って読み直した時、学ぶということについて改めて大事な事を気がつかせてくれるものがあったのだ。そういうノートは貴重だと思った。

Google Pixel 7aでdカードのiDを設定する

ドコモから販売のGoogle Pixel 7aでのFelicaサービス利用のTipsです。使えるサービス、使えないサービスの情報なども。
(追記:Android 14にアップデートしたらiDアプリが使えなくなってしまったことへの対応法をこちらの記事に書いています)

スマホを先日発表されたGoogle Pixel 7aに乗り換えました。この7aから5G対応Pixelシリーズがやっとドコモからも買えるようになりました。なんでもドコモの5Gが使うn79という周波数帯にやっと対応したからとのこと。おかげで、我が家でも5Gの電波をしっかり掴んでいます。

これまでは、Xepriaシリーズをずっと使い続けていました。直前は2019年モデルXperia 5(SO-01M) を使っていました。国産、キャリアバージョンということで、キャリアサービス、Felicaサービスについて不便がなかったのですが、今回、Google製で、SIMロック以外は基本的にキャリア色がついていない製品で、Suicaなどでは苦労しそうだなと、もともと思っていました。

今回のPixel 7a 、ミドルレンジの中でも高性能でありながら、量販店で機種変でも6万円を切るコストパーフォーマンスの良さから、乗り換えを検討している方も多いと思うのですが、dカードのiDの利用は少しわかりにくいかと思いましたので速報ベースで、記事にします。

まず和製サービスでPixel 7aへの乗り換えに当たって、従来との差分が出そうかという点ですが、私が使っている範囲では以下のような感じです。

■問題がなく、これまでと同じような乗り換え方で大丈夫だったサービス
  • Line
    • d払い
    • PayPay
    • 楽天Pay
    • SPモードメール
    • モバイルSuica
    • モバイルnanaco
    • +メッセージ(アプリは自分で入れる)
    • dブック
    • dジョブ

    ■少し違いを意識する必要があるサービス(でも使える)
    • dアカウント:dアカウントアプリを自分で入れる必要がある。
      いれてしまえばおおよそdアカウントで動くアプリは動く
    • iD(dカードの場合):入れるアプリが異なる(下で解説)

    ■動かない、もしくは、サービス差分が出る
    • ドコモ電話帳:使えない。そもそもアプリがインストールできない。
      データをエクスポートしGoogle連絡帳にインポートする必要あり。(これはまじで焦りました)
    • マイマガジン:ログインしてもdポイントをもらえるキャンペーンに参加できない。
    • スゴ得コンテンツのアプリ
      多くのアプリが対象外。(乗換案内系は全滅。動くものも若干動作が異なる物が多い)ブラウザ使えるコンテンツなら、ブラウザでアクセス可能。

    ■iDでdカードを使っている場合の設定手順
    Felicaのサービスはいくつか使っていて、上記に書いたようにSuicaなどは問題がなかったのですが、
    iDだけは最初わからなくて躓いたので下記に残しておきます。

    1. 前のスマホでiD情報を機種変準備しておく。(従来とここまでは一緒。)
      iDアプリを立ち上げ、dカードタブ->機種変更 の順にアクセスします。これ忘れて携帯を初期化するとdカード事務局に依頼が必要となります。(情報が郵送されるまで一週間はかかる)

    2. iDスタートガイドのページ(https://id-credit.com/startguide/index.html )に行き①で「Android」を選ぶ
      Screenshot_20230514-200848~2


    3. ②で「iDアプリに登録」のところで「iDアプリのインストール」を選ぶ
      Screenshot_20230514-001804~3



    4. (これがわかりにくい)下記の画像の「「ドコモ以外」からの販売の機種、およびGoogle Pixel」の「こちらからダウンロードしてください」のリンクからたどれる「iDアプリ(MVNO/SIM/ロックフリー端末版)」をインストールする
      Screenshot_20230514-201026~2
      Screenshot_20230514-200017~2


    5. アプリを起動したら「機種変更まえから「iD」をご利用の方」を選ぶ
      Screenshot_20230514-001730~2


    6. (ここもわかりにくい)「以前使用していたカードを登録」画面で「d払い(iD)」を選ぶ
      ここまでくれば、後は、保存しておいた機種変前のiD情報を引き出して使えるようにしてくれます。
    7. Screenshot_20230514-001657~2

      上記の画面で、上の「iD」対応のクレジットカードで登録するを選んで出てくるカードのリストの中でdカードが選べなというところでハマりました。

    Pixel 7a、まだ使い込んでいないのですが、GalaxyやXperiaのミドルクラスのスマホもおそらく中途半端な性能なくせに7,8万するんじゃないかなと予想される中でPixel 7aはコストパフォーマンスがとても良いと思います。また、ホームアプリもとてもシンプルでGoogleのアプリ以外プリインストールアプリが全然入っていないので癖がなくて良いです。

    また、気が向いたらレビューします。

    不登校とトライ高等学院中等部

    前回、不登校になっている子供を、N中等部に参加させた話をしました。今回は、学力向上のために活用した、トライ高等学院中等部の話をしたいと思います。

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    トライ高等学院中等部は、「家庭教師のトライ」のトライグループが運営する学習支援校です。N中等部と同様に、正式な中学校ではありません。

    トライにも、N高と似た高校生用のトライ高等学院というのがあります。こちらは、通信制高校の学習支援校という位置づけです。その学習支援の部分の仕組みを中学生向けにも適用したといった感じです。

    トライの仕組みは「個別教室のトライ」がベースになっていて、個別指導が基本になります。また、「個別教室のトライ」の教室を中心とした活動になります。ネットを活用した部分もありますが、個別指導があるのと物理的な教室があることがN中等部と大きな違いとなります。

    ■在籍校との関係
    N中等部と同様にトライ中等部での個別指導を受けた日や課外活動に参加した日を在籍する公立中学校に報告してもらうことで、正式な出席日として認定してもらうことができます。なんでもネットで済ませるN中等部とは異なり、こちらは書面で中学校に送付されていたと思います。

    ■学習支援の雰囲気
    基本は個別指導中心です。各教室に、週に数回行き、先生から1時間ほど個別指導を受けるというのが基本になります。でも、不登校の子供についての対応も考えられています。「家庭教師のトライ」の運営元でもあるので、その講師の先生に家庭教師として家まで来てもらうこともできます。ここは、大変良かった点かなと思いました。
    私の子供も利用し始めた時点では家からほとんど出られない状況になっていました。なので、最初の数か月、先生に来てもらったり、Zoomをつかったオンラインでの指導を受けていました。トライ中等部の校舎長さんは心理系の資格もお持ちのようで、ケアの面でも結構丁寧な印象はありました。授業を担当する先生も、子供の雰囲気に合わせて選んでいただいたと聞いています。

    その後、しばらくして、子供が教室にも行けるようになると、教室での指導に切り替えていきました。

    教室に行ける場合、個別の指導を受ける以外に、自習をするために教室で過ごすこともできます。タブレットを使ったツールがあり学力の把握などができます。勉強をするためだけでなく、同じような子供たちとコミュニケーションをしたり、ご飯を食べたりするなど課外のこともいろいろ取り計らってくれます。また、さまざまイベントやクラブ活動的なものも企画されており、本人が興味を持ったら参加することができます。複数の教室合同のイベントもあります。教室にいて自習する分には追加の費用は掛かりません。イベント参加は実費がかかります。

    学習・進学についても、相談に乗ってくれます。定期的に校舎長の方と面談をし、今後の方向性などを話し合っていけます。学習の進め方の他、不登校歴があっても試験などで不利になりにくい高校などの情報を集めてくれています。ただ、うちの子供は結局は通信制の高校に進学し、本格的な受験はしませんでしたが。中学3年生の頃は、少し学校に行ったりもしてきちんと受験もするかもというところまで持ち上がったんですけどね。

    そんなこんなで、何とかそこそこ学力をつけながら過ごすことができました。前述のN中等と掛け持ちではありましたが、それなりに本人は有意義に過ごせたのではないかと考えています。中学3年生の時に、在籍している中学校の定期試験を何度か受けたのですが、課目によっては上位の成績をとって、先生たちを驚かしていました(先生としては、学校に通ってくる意味ってなんなのかという感じで、少し微妙だったかもしれませんが。)

    ■費用
    費用については、結構かかります。
    施設利用料の他、個人指導を受けた分の費用がかかります。一時間6000円ぐらいかかります。週3回で1万8000円、月4週で7万2000円、x12ヶ月で…。チケット制のような形なので、授業を受けなければ減りませんし、休むときには予め連絡すればその回、費用なしでキャンセルできます。ただ、最初の頃は子供の気分などもあって当日直前に受けれないみたいなこともあって、そういうときは、お金かかってしまうんですよね。

    あと、自宅に講師の方に来てもらう際は先生の交通費分の実費がかかります。Zoomでオンラインで済ませればその費用はかかりません。

    正直、家計は結構苦しかったです。私立中学に通わせる額の倍かかりますからね。私学助成分ぐらいは、補助してほしいなぁとは思いました。そのような公約を掲げてくれる政治家の方いたら投票しますよ!

    ■N中等部・トライ高等学院両方を使ってみて
    若干お金はかかりましたが、学力・社会性の両方を身につける意味で行っておいてよかったなと思ってはいます。

    N中等部での授業は、一見なんの役に立っているかわからない感じではあるのですが、コンピュータやそれを使ってのクリエティブな活動に関する経験と、コミュニケーション力やセルフコントロールに関する訓練を受けることで、それが地になって活動力の向上につながったと思います。

    一方で、やる気などが戻ってくるまでのケアをどうするかというのは難しい問題だと思いました。私の子は少しずつ気力が出てきて、最後は、自分で今後どうするかを考えられるまでになりましたが、そうでないお子さんもたくさんいらっしゃるかと思います。

    トライ中等部のほうが、直接人と話せて、外出や通うのが難しい時期は家にも来てもらえるという手厚さという意味で、良いかなと思いました。一方で対人関係が苦手なんだけどもネット活動やオンラインゲームでのコミュニケーションが得意なお子さんは、徹底してオンラインで済ませられるN高中等部のほうが良いかもしれません。

    今、私の子は、トライ高等学院の提携する通信高校に籍を置き、トライ高等学院で勉強しています。N高は完全に自主性に任されるから、自分を律し続けられらないという考えからです。トライなら気持ちが低いときも先生たちに背中を押してもらえるからというのが理由です。N高に先に進学した方などに子供自ら話を聞いた上での選択でした(SlackやDiscord経由でしたが…)。

    子供の選択を尊重しつつも、私には、N高には創造性を高める最先端の分野でのカリキュラムが多数あることも魅力に映りました。少しずつでも前にすすめそうか、どんな支援があると良いのか、お子さんとじっくり考えながら、選択されるのが良いと思います。

    こちらもご覧ください: N高中等部に子供を参加させた話


    新花巻駅とベートーヴェンピアノソナタ8番 「悲壮」第二楽章

    以前にも書いているが、私は、十代の多感な時期を岩手県の花巻で過ごしていた。
    しかしながら、やはり幼少期を長く過ごしていた神奈川への思いも強く、親戚や友人と会うために、休みのたびに東北新幹線の駅、新花巻駅をよく利用していた。

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    今はもうその面影はすっかりなくなってしまっていて、私もその様子をほとんど思い出せないのだが、当時の新花巻駅内の売店の横に、おそらくは、駅設置を記念してのちょっとした展示ブースのようなものがあった。何が展示されていたかほとんど思い出せないのだけど、鉄道の模型も展示されていた。ボタンを押すと、それがゆっくりと動き出すというものだった。銀河鉄道の夜がモチーフだったのかもしれない。

    その時に、電子音で編曲されたものだったと思うのだけど、ベートーヴェンピアノソナタ8番(悲壮)の第2楽章の主題が流れたのだった。

    その展示室は壁が黒く塗られていた(と思う)全体的に暗い部屋で、その中で、スポットライトに照らされた鉄道模型がゆっくりと動く中、ゆったりとしたピアノソナタのメロディーが流れる。鉄道模型の面白みよりも、その空間に幻想的なものを感じて、新幹線に乗る時刻になるまで、その展示室で模型と音楽を楽しむのがとても好きだった。

    当時、すでに親のLPレコードでクラシックも聞いていたと思うけど、あまり詳しくはなかった。さらに電子音であったこともあり、それがベートーベンの曲だと知らず、展示用に作られた曲なのかなと思いこんでいた。ずーっとメロディだけ覚えていたのだけど、結婚した後に、義理の両親からお祝いに、20世紀のピアニストの演奏ばかりを100人分集めたCDをいただき、その中にスティーブン・コバセビッチのベートーベン、ピアノソナタの巻があり、それを聞いて初めてベートーベンの「悲壮」なんだと知った。(今のようにネットで好きなだけ、簡単に音楽があされる時代ではなかった。)

    今週、仕事で少し気を使う事が多く、変に興奮気味になってしまい、落ち着いた曲でリラックスしたいと思って最初に聴いた曲。冬の厳冬の季節に聴くと、どうしても花巻の心象風景が広がる。

    新花巻駅、雪が積もっている季節、晴れた日に、上りホームの窓から見る東側の風景は、なんとも言えない趣があるのだ。