健康・病気
実は、もう良くはなったのですが、足を怪我してしまいました。骨折ほどひどくはないのですが2週間ほど松葉杖と一緒に生活してました。松葉杖を使うのは産まれてから初めてだったのですが、案外使いづらくて手に負担がかかります。
生活、特に移動が不自由になりましたが、こういう状態になって初めて見えてくる事もありました。そろそろオリンピックやパラリンピックまであと1年ということと、高齢化社会にむけて考えてみる事も必要かと思い意見などを書いてみたいと思います。
各シーン毎に述べます
■自動改札が手ごわい
松葉杖をついている場合、改札の前では一端停まり、杖から右手を自由な状態にしてSuicaを取り出し、読み取り部にあて、カードをしまって、また歩き始めると言うことをする必要があります。この動作は結構時間かかります。
自動改札機のみで係員がいない無人改札が増えてますが、そこで一度、カードでゲートを開いた後モタモタしてたら、ゲートが綴じてしまうことがありました。こうなると、もう一度カードをかざしても入場記録が消えてしまったカードではエラーになってしまいます。そうするとさらに、無人改札だと駅員さんがいるところに文字通り足を引き釣りながら出向かなくてはならず、さらに時間がかかります。数分の間であれば一度出札となったSuicaで再退場出来るようにしてもらえればこんな不便はなくなると思うのですが。また都内の駅の改札は幅が狭いことも多く、杖をついて歩くのには不便です。
■エレベーター、エスカレーターの位置にポリシーが感じられない
首都圏近郊のほとんどの駅には、エレベータやエスカレータが設けられています。しかし、最近になってから後付けで設置されたものが多くて、駅のスキマをみつけてなんとか置いたというような場所が多く、そこまで辿り着くのも結構大変です。
そもそも足が悪くてエレベータなどを利用したいところを、エレベータからエレベータへとても長い距離移動させられることもあります。
そもそも足が悪くてエレベータなどを利用したいところを、エレベータからエレベータへとても長い距離移動させられることもあります。
また初めから設置されていたようなところでも、エレベータとエレベータの間が、どうしてこういう経路になったのかというような長い距離を歩かされる導線になっている事もめずらしくありませんでした。
理想は、駅舎の入り口から、改札、ホームのしかも優先席の車両ドアの乗車目標位置そばまで、ほとんど歩行距離がない形で乗り継げるとよいかなと思います。そもそもエレベータ自体に改札の機能をもたせて、改札前からホームまで一直線のエレベータなどがあっても良いと思います。
■高速エスカレーターは恐い
エスカレーターも慣れないと大変でした。エスカレーターの乗りはじめは慣性で体が後ろに引っ張られるような感じになります。松葉杖をついていると、重心が少し高い所にくるのでそれが顕著になります。高速エレベータだとさらにそのひっぱり感が強くなり、バランスを崩して体が後ろに倒れかけるという恐い思いをしました。後ろに立っていた人に支えてもらえなければ、倒れて事故になっていたと思います。
■席を譲ってくれる人はありがたい
やはり、やさしい人はいるもので、たくさん席をゆずってもらいました。一方で明らかに健常者の方が優先席を占拠したまま、 お年寄りの 方などに譲る気配がないこともあります。
わたしはもともと、席が埋まりそうなときは優先席には座らないようにしているんですが、オリンピックまでにマナーについては今一度みなおしてもいいかもしれませんね。横浜市営地下鉄がやっているような「全席優先席」のようなことが自然と出来るようになるとよいかと思います。 ハードだけでなくソフトウェアとしておもてなしを考えられるようになりたいものです。
不自由な体で生活を通してわかった事は、今の日本のバリアフリーは、健常者向けの社会のおまけとしか考えられていないということがわかりました。改めて今の日本は、両手、両脚がついていてしかも右利き前提で色々なものが作られているんだなと思いました。
世の中、何か優先順位をつけるとどうしても健常者中心になってしまうのは仕方がないのかもしれませんが、設計の時にコンセプトをもっとしっかりしてもらっていれば、良くなっている事も多いと思います。
先日、障がい者の方が参議院に当選されて、国会のバリアフリー化の準備が始まりましたが、ことが起きてから考える、なんか、コストの議論になるというのも、私たちの社会にまだダイバーシティの考え方が浸透していないということなのだと思います。
またITや科学の力が役に立ってくることも増えると思います。たとえば、不自由そうな人が近づいている事を監視カメラが認識出来たら、 エスカレーターのスピードを下げるとか改札のゲートが閉らないようにするとか、そんな対応が出来ると海外の人達にもおどろかれるのではないかと思います。というかそんなことするまでもなく自動改札はもっとなんとかしろ。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)のCPAP治療を始めて半年以上経ちました。以前、公式アプリを使って使用時間をAHI(平均無呼吸回数)を調べることができる事を紹介しましたが、このアプリでは睡眠中の細かい様子がわかりません。
一方、病院に行くと、何時から何時まで使えていたかとか、圧の時間変化のグラフとかを見せてもらえます。私は、毎日就寝時には装着しますが寝ている最中に結構マスクを外しているようなのです。それがどれくらいなのかもう少し詳しく見てみたりしたいと思ったりします。なんせ毎月5000円弱もかかっているので、お医者さんとほぼ同じソフトを使わせてくれてもいいではないかと真剣に思います。
自分でSDカードを解析するプログラムを書こうかと思った矢先に、素晴らしいフリーソフトを見つけました!。同じことを考えていた人が世界には多かったようです。
Sleepy Headというソフトです。画面は英語で、フリーウェアということもあり、少し画面が見づらいですが慣れてくれば大丈夫です。
ここからダウンロードします。インストールの後に、たくさんの英語のフォームが出てきてお医者さんの名前を入れろとか、結構いろいろと聞いてみますが、すべて空欄で大丈夫です。ユーザ名だけ入れましょう。
起動後、最初にユーザ名を選択するとこの画面が出ます。
ここで、CPAPのSDカードを、PCのカードリーダに入れると、自動的にデータを察知して自動的にインポートしてくれます。私は、フィリップスの機械ですが、たくさんの機種に対応しているようです。
ここで、CPAPのSDカードを、PCのカードリーダに入れると、自動的にデータを察知して自動的にインポートしてくれます。私は、フィリップスの機械ですが、たくさんの機種に対応しているようです。
よく読むと、このように毎日のサマリも示してくれています。「昨晩のAHIは2.83で、大体いいでしょう、機械は5時間17分と55秒稼働していました。少量で受容可能な大きなマスクからのリークがありました。使用時間の95%以上が、7.5水柱センチメートル(大体735Pa)以下の気圧でした。」というようなことが書かれています。これだけでアプリよりもかなり情報が多いいです!
次に「Overview」というタブを使ってみましょう。日ごとの様々なグラフが示されています。私が見たかったのは、「Session Times」というグラフ。下から上に時間が進んでいますが、機械が使用されていたと考えられる時間が青くなっています。私の場合寝て最初の深い睡眠が終わったころでマスクを外す癖があり、それがはっきりとわかります。
さらに「Daily」のタブを触ると、その日ごとの動作の細かい情報を示すグラフが見れます。先ほどのSession Timesを細かく見る場合、Flow RateとPressureというところで、参考になるかと思います。Flow Rateは流量つまり、呼吸の様子を示すことになりますが、このグラフはおそらく無呼吸になったあと、呼気が流れなくなっている様子を示しています。
このグラフの一番上の「Event Flags」というところは、CPAPの機械が低呼吸などのイベントを判断したポイントを示している。H(Hypopnea:低呼吸)ということころを中心に見ていくといいでしょう。結構いびき(Snore)をかいていることもわかります。
とにかく、寝ている間にしっかりCPAPを使って睡眠をとること。そのために、うまく使えていない日に何が起きているのかを分析する良い手段になると思います。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療であるCPAPを使い始めて丸3ヶ月たった。うまく使えている時は朝まできちんとマスクを装着しているが、朝に気がつくとマスクを外しているという日も結構多い。朝までCPAPが稼働しているのは、大体2/3ぐらいか。お医者さんにSDカードのデータを調べてもらうと、大体寝てから最初の3時間ぐらいまでは付けていることが多い様なので、一番睡眠が深くなるときには使えているようなのでまあ良いと思っていますが。
さて、CPAPは毎日使う機械なので、メンテナンスも大事。マスクは週一回洗った方が良い。あと、機械本体フィルターも月一回程度は掃除した方が良い。私はPhilps社製のDreams Stationという機械です。結構な勢いで空気吸い込んで送り込む機械なので、フィルターが詰まると大変です。
これは、今日掃除したときの様子。なんか、大きいホコリが付いていたので何かと思ってピンセットで引っ張ったら、羽毛だった。布団からでてきたものでしょうか。
あと、綿棒でフィルターをこすると、結構大きい綿埃がとれてくる。フィルターもホコリも白いのでよく分からないが、軽く綿棒でこするのが良いです。余りこすると穴空いちゃいますが。
さて、CPAPは毎日使う機械なので、メンテナンスも大事。マスクは週一回洗った方が良い。あと、機械本体フィルターも月一回程度は掃除した方が良い。私はPhilps社製のDreams Stationという機械です。結構な勢いで空気吸い込んで送り込む機械なので、フィルターが詰まると大変です。
これは、今日掃除したときの様子。なんか、大きいホコリが付いていたので何かと思ってピンセットで引っ張ったら、羽毛だった。布団からでてきたものでしょうか。
あと、綿棒でフィルターをこすると、結構大きい綿埃がとれてくる。フィルターもホコリも白いのでよく分からないが、軽く綿棒でこするのが良いです。余りこすると穴空いちゃいますが。
前の話:睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査とCPAP法の治療を受ける
参考:Sleepy HeadでSASのCPAP治療を自己分析
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の代表的治療法には、マウスピース法と、外科的治療、そしてCPAP法がある。マウスピース法は軽症の場合に適していて、入れ歯のようなマウスピースを寝るときに装着して気道を確保する方法。外科的治療には、気道を広げるために上顎と下顎を広げる手術や、いわゆる「のどちんこ」を切除する方法などがあるのだけど、日本ではあまり行われていないそうだ。
参考:Sleepy HeadでSASのCPAP治療を自己分析
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の代表的治療法には、マウスピース法と、外科的治療、そしてCPAP法がある。マウスピース法は軽症の場合に適していて、入れ歯のようなマウスピースを寝るときに装着して気道を確保する方法。外科的治療には、気道を広げるために上顎と下顎を広げる手術や、いわゆる「のどちんこ」を切除する方法などがあるのだけど、日本ではあまり行われていないそうだ。
CPAP法は重症の場合の対症療法の立ち位置。私もこれになりました。簡単にいうと、寝るときには呼吸器のようなものを装着し、鼻から圧力をかけて空気を送り込み気道をひろげる。結構大がかりに聞こえるのと、対症療法なので、これでSASが治るわけではなく、機械を外して寝れば症状がでてしまう。先生には一生物だと言われたのですこしがっかり。実は友人が以前、無呼吸症の検査受診と治療としてマウスピースを作っていた事をFacebookで書いていて、自分もその程度ですむかなと思っていたので少しショックが大きい。
外科的治療法以外には抜本的な方法は少ないようだけど、肥満の状況にある人は痩せると良いそう。私も中年太り取り気味ではあるけれど…。
付け心地なのですが、鼻から強制的に空気を送られるので少し慣れが必要。機械はなかなか賢くて息を吸うタイミングを感知し、それに合わせて圧を高めようとする。でも、口を開けると鼻の裏側から口に空気が抜けてしまい肺に空気が回らない。
なので、少し鼻が詰まっていたりして息が苦しい感じがしても、口を閉じて寝る必要がある。寝ている最中に口をあけると、口から空気が抜けてゴワーッって空気が吹き出てくる。結構な勢い。
でも、うまく付けられているときは呼吸をサポートしてくれるので息をするのが楽な感じがする。電動アシスト付自転車の様な感じ。息を少し吸うと勝手に息が送られてくるというか。いままで苦しくて何気に横向きに寝ていたけど、CPAPの機械を付けるときは仰向けに寝た方がより楽に呼吸できる気がします。
ただ、寝ている最中に無意識にマスクを外してしまうことがある。鼻づまりなどで息苦しくなったり、寝汗やかゆみで無意識に外してしまうんですね。
このあたり、使用状況を機械は記録できるようになっていまして、SDカードに記録されていきます。この機械はレンタルでして使用料を払う意味でも毎月診察を受けに行く必要があるのですがその際にSDカードからデータを読み出してグラフを見たりすることで治療がうまく言っているか確認出来ます。(このSDカードに記録された情報を自分で見る方法はこちら)
なお、この機械を受け取るときに、再度入院検査を実施しました。これは、実際にCPAP法が効果があるかを確認するのと最適な空気圧を範囲を調べるため。またしても体中に電極を付けて、頭からネットをかぶって就寝。その後設定を調整された機械を持って帰宅。
この再入院検査時のCPAPの結果ですが、酸素マスク物だと言われた血中酸素飽和度はほぼ平常値になり、一時間あたりの無呼吸低呼吸の回数は3.5回(当初50回/時以上)に減りました。眠りの深さについてもノンレム睡眠のstageのうち、極浅い眠りのstage1の時間は減り、減った分、より深いstage2の時間や、さらに深いstage3の時間が0だった物が10分ほど観測されるようになり睡眠の改善が確認された。
しかしこれまでほんとに浅い眠りしかしていないことが思い知らされたりした。
しかしこれまでほんとに浅い眠りしかしていないことが思い知らされたりした。
CPAPを始めてから一ヶ月ほど経っています。朝起きたとき劇的に疲れがとれているという体感は思ったほどないのですが、日中帯にぼんやりしたり、なんとなく眠くなったりということが無くなった気がします。
家族によると、ひたすらうるさかった「いびき」は、全くかいていないとのこと。上のマスクのパッケージの写真のように、SASの治療は一緒にすごす家族にも幸せということかもしれない。
あと、一晩に一度はトイレにいっていたのですが、CPAPを始めてからは行かなくなりました。先生によるとこれもCPAP法により睡眠が深くなっていることによる効果なのだそうです。
ちなみに私のCPAPマシンはフィリップス社製DreamStationという名前なのですが、スマホのアプリがあり、簡易的に記録を参照することが出来る。下記の様に、毎晩のAHI(無呼吸・低呼吸の一時間当たりの頻度)が分かるのでこれを参考に本体をより使いこなしていくことになる。
また、いろいろわかった事があったりしたら投稿します。
前の話:睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査とCPAP法の治療を受けるまた、いろいろわかった事があったりしたら投稿します。
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